カラーの染まる仕組み
今回のテーマは、『 カラーの染まる仕組み 』
気軽にできるカラーですが、実は化学がいっぱいなんです!
なぜ髪が染まるのかを、簡単にお伝えします。
結論:カラーが染まるには、3つの作用【 脱色:発色:浸透 】があります。
3つの作用の説明前に、
カラーの1剤には、アルカリと酸化染料、
2液には、過酸化水素が入っているので、
【 他にも界面活性剤やトリートメントなども入っています 】
1剤と2液が混ざり合い、髪に塗布された際に作用が始まります。
1:脱色作用
アルカリと過酸化水素が混ざると、髪の中にあるメラニン色素を脱色し、髪の明度を明るくします。
この脱色時に髪のタンパク質も壊されるので、髪はダメージを受けます。
2:発色作用
酸化染料と過酸化水素が混ざると、髪の中で発色します。
最初の酸化染料は小さくて髪の中に入りやすく、時間がたつと髪の中で酸化しながら発色し、
発色した色どうしがくっついて大きな色のつぶになり、髪の外に出にくくなります。
3:浸透作用
アルカリと界面活性剤により、カラー剤が髪の中に浸透します。
この時キューティクルを開くので、髪はダメージを受けて傷んでしまいます。
ゼクトサウスではカラーのシャンプーの時に、このアルカリになった髪を中和してキューティクルを閉じてあげます。
※ この中和処理はコストもかかるし、その日の仕上がりに著しく変わらないので、やらないお店もありますが、ずっとカラーを綺麗に続けるには必要不可欠な処理になります。
結構、美容の仕事は化学が満載です!
髪の毛で起こっているため、目には見えない作用なので、こういう知識は大事ですね。
担当させてもらう責任としても、重要なことの一つです。
気軽にお家でも出来るカラーではありますが、塗る時に目に入らないように注意したり、
流す時もカラー剤の流し残しにも、十分気をつけてくださいませ。
上大岡 明るく染める白髪染め が得意な美容院:ゼクトサウス
☏:045-846-1181
2019年 11月 14日 | トピックス,30代から始まる:白髪と上手に付き合う話,ヘア情報
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